大人初心者のためのピアノ講座
ピアノの歴史
ピアノの歴史について見てみましょう。
ピアノの原型をここでは追いかけてみることにしましょう。実はピアノの原型をつくったのは、イタリアのクリストフォリ(1655〜1731)でして、クリストフォリはチェンバロの音の強弱の変化に不満に覚え、爪で弦をはじいて鳴らすのではなくて、今のピアノの構造のもととなったハンマー仕掛けで弦を打って鳴らすというメカニズムを発明したのです。それが、1709年でした。ピアノは、そのクリストフォリの発明よりもっと前は、その前身は実は、チェンバロやクラヴィコード、チェンバロ、ダルシマーなどといわれ、さらにはより以前となると、全て1本の弦を持つ弦楽器となります。すべての楽器を発音構造の差異によって分類すると3つに分類され、弦楽器、管楽器、打楽器となりますので、元をたどるとピアノは弦楽器だったのです。とはいえ、鍵盤操作を含む点では、鍵盤楽器、ハンマーによる演奏という意味では、打楽器的な要素もあります。
ピアノの先行楽器としはダルシマーとクラヴィコード、チェンバロがあります。ここでは、ダルシマーとクラヴィコードをご紹介いたします。まずはじめにダルシマーについて説明します。鍵盤楽器の起源は、古く12世紀でして、音管に空気を送り込むことで音を出すオルガンが、独自の発展をとげたその一方で、ピアノの先行楽器として、11世紀に中近東からヨーロッパに伝えられたダルシマーがひとつ挙げられます。ダルシマーは台形の共鳴箱上に弦を張っただけの構造でして、ツィター族の楽器として知られています。音を奏でるには、弦を小さい槌で打つことで奏でます。一方次に紹介するのが、クラヴィコードですが、クラヴィコードは14世紀に生まれ、その音域としては4〜5オクターブでるものでして、ルネサンス期に最も人気を博しました。キイを押すと、タンジェントという棒が弦を撃ち、その振動によって音が奏でられる仕組みとなっていました。
1823年、長崎の出島にあるオランダ商館付き医官である、シーボルトが日本にスクエア・ピアノを持ちこみました。1868年の文明開化を経て、1879年、音楽取調掛が設立されました(現在の東京芸術大学音楽学部)。西洋の音楽をそのまま受け入れるのではなく、日本人に合う、新しい音楽を作ること。そのためには専門的な音楽家の育成の場と、公立学校の音楽教育のシステム作りが必要であるという目的で設立されました。そして1880年には、ルーサー・ホワイティング・メーソンが初代教師として招聘され、それからようやく日本のピアノ史が始まったのです。
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